素敵な街+α

アクセスカウンタ

zoom RSS 世界遺産 ヴェネツィア(Venezia) part2 ドゥカーレ宮殿 『稀代の女たらし』

<<   作成日時 : 2011/09/03 00:11   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 37 / トラックバック 0 / コメント 10

画像


イタリア人は恋愛に積極的で特に男性は綺麗な女性を見かけると直ぐ声をかけるプレイボーイの様なイメージがありますが、以前イタリアを旅したときにこれは当たっていると思いました(笑)。さて今回はそんなイタリア人の代表格とも言える伊達男ジャコモ・カサノヴァ』を世界遺産の街『ヴェネツィア』にある彼が脱獄した事で有名なサン・マルコ広場ドゥカーレ宮殿の写真で紹介します。

【雑学】
イタリア人が恋愛体質なのは恋愛ホルモンと呼ばれる『フェネチルアミン (phenethylamine)』というトキメキ感を生み出す成分を良く摂取するからだとする説があります。
『フェネチルアミン』はチーズチョコレート等に含まれる成分で、これはイタリア人が好む食べ物であるピザ、チーズ、チョコレートと直結しています。

画像



画像


ジャコモ・カサノヴァ(以下カサノヴァ)は1725年にヴェネチアで生まれた冒険家で、様々な仕事に就きながら機会ある毎に多くの女性と関係を持ち、それを晩年に回想録として記したことで知られている人物です。

画像


画像


カサノヴァは幼少期、孤児同様に育ちました。

この幼少期の貧しい体験からカサノヴァは、他人の顔色を伺う術を自然に身に付けたと云われています。

画像


カサノヴァは元々両親が俳優という血を引き継いでおり、成人すると変幻自在の行動で時の権力者や貴族に上手く取り入り、その度に女心を擽り口説いては恋愛を楽しむ様になっていました。

画像


カサノヴァは自身の才能で怪しげな魔法により不可能を可能にできたり、未来を予言する術に長けていると周りを信じさせていました。

彼が使用していたのは一種のカバラで、相手の表情から本心を読み取る読心術と錯覚を起こさせる演技力で相手に暗示をかけていたのです。

画像


カサノヴァにかかれば相手は面白い程よく引っ掛かりました。

画像


カサノヴァは生まれながらにしてペテン師の才能があり、始めは無一文であったにも関わらず終には欧州社交界の寵児にのし上がります。

画像


しかし1755年に故郷ヴェネツィアに戻っていた際、悪乗りが過ぎて娘との交際に怒った有力貴族がフリーメーソンとの関係を告発した事が発端となり、カサノヴァは魔術師の嫌疑で総督宮殿(現ドゥカーレ宮殿)の『嘆きの橋(ため息橋)』に繋がっている『鉛の監獄:I piombi』に収監されることになりました。

画像


カサノヴァは5年間の幽閉生活をそこで過ごした後、この警戒厳重な監獄からなんと屋根に穴を開けて奇跡的に脱走を行い、命からがらではありましたが、何とかパリへの逃亡に成功します。

画像


【補足】
カサノヴァ以後この『鉛の監獄』から脱獄を成功させた者はいません。
『嘆きの橋』はドゥカーレ宮と牢獄をつなぐ橋で、囚人が溜息を漏らすことが由来しています。
またドゥカーレ宮殿の地下牢獄は満水時には水牢になったと伝わります。
このことは彼の著書『鉛の監獄と呼ばれるヴェネツィア共和国の牢獄からの我が監獄物語』に詳しく記されています。

画像


画像


そしてカサノヴァは、再度欧州中を股にかけてペテン師として大活躍を繰り広げていきます。

画像


そんな暮らしで欧州社交界を渡り歩いていたカサノヴァでしたが、37歳の時に20歳年下のロンドン娼婦に手玉に取られてしまいます。

彼本来の魅力に陰りが生じてしまい老いの兆候が出てきていたのです。

画像


それ以後のカサノヴァは、泣かず飛ばずの生活を送り続けることになります。

何とかオーストリア伯爵家の大政治家シャルル・ド・リーニュ公に拾われて司書の職を得て落ち着きますが、このとき周囲にとってもはやカサノヴァは老醜で嘲笑の対象でしかありませんでした。

画像


カサノヴァは嘗ての栄光からの挫折感を埋めるため、『我が生涯の歴史』という12巻にも及ぶ回想録を執筆します。

16歳での初体験からこれまで百数十人との女性経験をなんと1日10時間以上も書き綴ったのでした。

画像


【補足】
この回想録にはカサノヴァが相手をした女性群は貴婦人から女優、修道女、奴隷女までに及んだとあります。
また序文には「官能の喜びを深める事が主要な仕事だった」と書かれており、如何にカサノヴァが漁色家だったかが伺えます。

画像


ここまで女性奉仕を続けたカサノヴァは結局下半身に病気を抱えてしまいます。

そしてその下半身の病気が基で最後は多くの女性遍歴に相応しい死を迎えたのでした。

画像


【補足】
死因については前立腺肥大症或いは膀胱炎から腎臓障害を引き起こした等と云われています。

画像


画像


------------------------------------------------------
ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)

住所:Piazza San Marco, 1 30124 Venezia
電話:(0039) 041 271 5911
FAX :(0039) 041 528 5028
------------------------------------------------------

画像


【参考文献】
『ヨーロッパ謎と不思議の歴史辞典』桐生操(KKベストセラーズ)
『知られざる世界史 あの人の「幕引き」』歴史の謎研究会(株式会社 青春出版社)

画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 37
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
驚いた 驚いた
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
イタリア人にはプレイボーイが多いようですね。私がヴェネツィアに行ったのは、名波選手が移籍してた頃なので、もう10年以上も前ですが、私のような者にさえ、ちゃんとウィンクしてくれたり、優しくしてくれたりしました(^_^;) 女性にはそうしないと失礼だとか。女性好きが多いというよりは、慣習なのかなと思っていました。実際結婚すると、家庭を大事にする人が多いようですから、よく言う遊び人というイメージとは少し違うかもしれませんね。
しかしそのカサノヴァ氏、名前だけ知ってましたが、そんな方でしたか。そして37歳で老いの兆候が見えてたとは。ちょっと早いですね(@_@;)
ターコ
2011/09/04 22:54
300年近い昔のお話。
その時代の社会はどんなだったろうとか、水の都ヴェネツィアの美しさなど思いながら読みました。当時と雖も、37歳は男盛りでしょうから短い生涯でしたね。
如何にもイタリア男性らしい生涯。だからこそ今も語られて、映画にもなるのでしょうね。若しかしたら、作られた虚像?
出来れば、美しい乙女と、清純な恋を展開して欲しかった〜(*^^)v
折角の美しいヴェネツィアを舞台ですから…でも、どこの世界にも似たような男性はいるようですね。
S子
2011/09/05 14:59
読んでいると・・・少し(かなり?)「うらやしい」と 思ってしまうのは 私だけでしょうか?
よんちゃま!
2011/09/05 21:15
ターコさん
こんにちは。

私が訪れたのが仮装カーニバルの時期だったこともあり、私自身も「Si,chao! molto carina, posso potografafe?(はいこんにちは。貴方可愛いですね。写真撮らせて下さい。)」と軽いノリで何人ものお姉さんに声を掛けて写真を撮らせてもらいました(笑)

イタリア人は日本人とは違い、地元生まれ育ち働いて、幼馴染と結婚するパターンが多いです。それだけ地元の街や人を大切にする気持ちが強い国民性と言えますね。
ゆうじ
URL
2011/09/05 21:43
S子さん
こんにちは。

カサノヴァは下半身の病気で最後を迎えますが、当時としては大変長生きをした人物ですよ。

老いてからは辛かったかも知れませんが、ある意味羨ましいほど成功した人物です。

時間があるときにS子さん自身もぜひ調べてみて下さいね。
ゆうじ
URL
2011/09/05 21:48
よんちゃま!さん
こんにちは。

分かります。
私も男ですから。

羨ましいですよね〜♪
ゆうじ
URL
2011/09/05 21:49
イタリア人は女性にはやさしいですね、でも本当はそれが自然ではないかと今頃は思えます。

日本が潔癖すぎで男女の関係をいやらしい物と見過ぎと思います、もう少し日本人も本能を利用すべきと思います!

話は変わりますがイタリアに行った時最初に見たイタリア人女性の美しいこと、顔が小さくスタイルも良かったです、あれでは女性に優しくすけべになるのは良く解りました、仕様が無いと思いました!
beetle
2011/09/09 08:01
beetleさん
こんにちは。

べた褒めですね。

私も実際目にしたので分かりますが、綺麗でした。
人柄も気さくで人懐っこく感じましたね。

やはり日本、ドイツ、イタリアは三国同盟を組むだけあって気が合い易いなって思います。

逆に行った国の中ではフランス、アメリカ、中国とはちょっと合わないなって肌で感じました。
ゆうじ
URL
2011/09/10 21:31
ヨーロッパは気候も空気が乾燥しており、また景色も日本と異なり異国情緒があり、さらに旅の自由さも手伝い女性が美しく見えるのかもしれません?

でもプレイボーイが病気に成るのは残念ですね、我々も十分な注意が必要ですね!ゆうじさん?
beetle
2011/09/11 09:25
beetleさn
こんにちは。

確かに旅先の女性は綺麗に感じますね。

経験則では私は東京、京都、神戸、九州、富山、ドイツ、オーストリア、カナダの女性が好みの様です。
ゆうじ
URL
2011/09/14 11:09

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
人気ブログランキングへ
ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログへ
blogram投票ボタン


世界遺産 ヴェネツィア(Venezia) part2 ドゥカーレ宮殿 『稀代の女たらし』 素敵な街+α/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる