東京都千代田区 part1 『日比谷の由来』

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登録型派遣の廃止など雇用制度の見直し問題が騒がれていますが、これに関連して一年前の今頃年越し派遣村で日比谷公園が連日のように報道されていたのが印象に残っている人はまだ多いのではないでしょうか。年明け最初のブログは、この話題になった『日比谷(ひびや)』のお話を日比谷公園で行われた昨年末のクリスマスライトアップイベントで撮影した写真と共に紹介します。

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江戸は平安時代から集落形式を持つ村落として発生し出したと云われていますが、それ以前から群落が東京湾沿岸に多くあったことが、考古学的に証明されています。それは今回紹介する日比谷にほど近い皇居の中にも貝塚という遺跡で見られたり土器類が発見され裏付ける証拠となっています


日比谷は江戸時代以前は江戸城にある丘陵の南端に位置する江戸湾の入り江であり、水運の便が豊かであったと思われるこの地は当時は海苔が特産でした。この海苔を付着させ捕るために竹や木の枝を干潟や浅瀬に突き立てた「そだ」を篊(ひび)といいますが、この「篊」が立つ光景に細長い入り江が陸地に食い込んでいてまるで山裾に「谷」が広がっているように見えたことから篊谷(ひびや)。または「ひび稼ぎ」の人々が集まり住む「ひび屋」。これが大きくなり「比々谷」村という地名を経た後更に転じて今の「日比谷」になったと云われています

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【補足】
江戸時代に「ひびや」と呼ばれていた地域は2か所あったとされています
1つは日比谷町で、これは東京都中央区八丁堀の高橋界隈に移され、昭和初期までありました
もう1つは、東京都港区芝にあって海苔や牡蠣の養殖を行っていた「ひびや」という漁村集落。芝に日比谷稲荷があるため、こちらの方が本村であったと云われています。

この入江の埋め立ては徳川家康の入府以後の江戸城増築から間もない1608(慶長13年)年頃とされ、埋め立てに伴い海を追われた漁民らの為に八丁堀に日比谷町を構えています

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ただ、「ひびや」という地名がいつ頃から生まれたかについては、実ははっきりしていません。
しかし、江戸城を築城した太田道灌の時代かまたはそれに遠くない頃に、この漁村の規模が大きくなったため、村名ができたことは間違いないと云われています

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江戸城は、太田道灌が江戸城の城主となってから約六十数年後の1524年(大永4年)に、北条氏綱によって当時扇谷上杉朝興(うえすぎともおき) 長享2年(1488)年-天文6(1537)年が守っていましたが落されたことで北条氏の所領になっています。(この時扇谷上杉朝興は河越城に逃れています。)これに伴い江戸城下の村は北条氏配下の家臣に与えられるようになります。「ひびや」村は上野国(こうずけのくに)牛込氏(大胡(おおご)氏)に与えられました

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【補足】
大胡氏は、武蔵国(むさしのくに)の豊島群に出てきて牛込城主になったことから改姓して、牛込氏となります
1526年(大永6年)の印判状(北条氏綱から牛込助五郎に宛てたもの)によるとこの頃既に牛込氏が「比々谷(ひびや)」村を支配していたことが書かれています。これが「比々谷(ひびや)」という地名が文献に登場した始まりです

1559年(永禄2年)に北条氏家臣団の軍役が書かれた「小田原衆所領役帳」では、「江戸比々谷本郷」が牛込氏の所領と記載されており、比々谷(ひびや)村が以来ずっと牛込氏の所領であったことが伺えます

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日比谷公園|公園へ行こう!

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日比谷公園

住所:千代田区日比谷公園
交通:地下鉄日比谷線「日比谷駅」下車 徒歩2分 
    JR「有楽町駅」下車 徒歩8分
TEL:03-3501-6428

日比谷公園サービスセンター
〒100-0012 千代田区日比谷公園1-6
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【参考文献】
河出書房新社 『東京を江戸の古地図であるく本』
株式会社 郷学舎 『日比谷公園』
成美文庫 『一冊で読む!戦国武将85人』









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この記事へのコメント

ターコ
2010年02月01日 01:18
お~、太田道灌って こういう方だったのですね(@_@) うちの近くに大田道灌が水を汲んだという場所があるのですが、だれじゃそれは?という感じでした(^_^;A 顔が分かって良かったです(^_^)
2010年02月03日 23:27
ターコさん
こんにちは。

参考になったみたいで嬉しいです。
これを機会に色々と調べてみると面白いかもしれませんね♪
2010年02月16日 21:52
日比谷の由来、なるほどって感じです。
日本各地の様々な地名にもそれぞれの由来があるのでしょうね。
2010年02月26日 00:42
GAKUさん
こんにちは。

地名に興味を持たれたみたいで、この記事を書いて良かったです。

地名の由来についてだけでも、ネタはたくさんあるので、今後も少しずつ紹介していきたいと思います。

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